この家に引っ越してきて真っ先にしたことが、便器の交換でした。その後トイレに関しては二、三年前に壁に石膏ボードを貼りました。なので今回は実質的に三回目の改修です。
廊下の改修中で壁紙を剥がしています。それにしてもひどい状態で、トイレのドアも建物が建てられた当時のものと思われます。
そしてドアは途中で引っ掛かるのでむりやり押し込んで閉めた状態にしています。またドアの中央部は厚さ3mmくらいのべニア一枚なのでドアが引っ掛かる時にドア全体がよじれてしまいます。
石膏ボードの隙間にパテを埋めた状態。狭い空間なのでパテを削る際粉塵が大変でした。この二、三年は石膏ボードを貼っただけの状態でした。
壁紙を貼り終えた状態。貼る面積が狭いので最初は簡単に終わると思っていたのですが、便器が邪魔で脚立も広げられず高所では満足に身動きが取れない姿勢で貼ったので非常に手こずりました。天井に貼るのも大変でした。便器類が何も無ければ簡単だっただろうと思います。
年季の入ったドアです。次は新しいドアを作っていきます。家のドアは今まで作ったことが一度もありませんが、家具の開き戸は何度か作ったことがあるので何とかなるだろうと思いました。ただし建具関係のものは調整が結構面倒です。
ホームセンターで買ってきた材料で枠を作ります。
このドアの一番の問題点は明かり窓です。最初は単によくある乳白色のプラスチックの板にしようと思ったのですが、それではあまりにも面白くないので色々と考えたあげくメルカリで購入したステンドグラスを嵌めることにしました。これはそれを嵌める枠の部分です。
枠が完成したので庭で塗装にかかります。
今回はこげ茶系のスプレーで塗装します。
両面から3mmのぺニアを貼るので、正確に切り出します。
べニアを貼るために枠にノリを塗ります。
接着剤はタイボンドを使います。よくある白色の木工用ボンドは接着力が弱いので家具を作る時に使うことはほぼありません。
それ以外の接着剤としてはこのピーアイボンドなどを使います。
家でプレスはなかなかうまく出来ないので隠し釘でぺニアを打ち付けてノリが乾くまで置いておきます。
ノリが乾いたら隠し釘の頭を叩いて取り除きます。
片面のべニアが貼り終えました。
続いてもう片面にべニアを貼るのですが、その前に隙間に断熱材を入れます。
断熱材を入れたら枠にノリを塗ります。
同じように隠し釘で止めます。
最後に両面に壁紙を貼ってレバーを取り付けます。結構しっかりとしたドアになりました。
ドアを取り付けます。
ドアの壁紙と周りの壁紙は同じものなので、見た目悪くありません。
最後にステンドグラスを取り付けてドアは完成です。やはりステンドグラスは味があっていいです。
ドアの前の古びた柱も塗装しました。